耐えきれなくなり
わたしは


父にも女性にも
何も言わず

兄と家をでました。




なぜかそのとき
兄は私に理由も聞かず

小さかった私を
おんぶして

「もうすぐ着くからね」



それだけを私にいい

母のいる
家まで私を
つれてってくれました。



兄の背中は
温かく 冬で寒く
冷たくなった私を
温めてくれました。

気づくと
眠っていた私は



兄が
「ついたよ」とゆう
言葉でおきました。



その
「ついたよ」とゆう言葉は
あの恐怖の日々から
逃れられる


最高の言葉でした。