急に飛鳥嫌未來の機嫌が悪くなった。




俺はマリーのことも、小さな未來のこともある程度思い出していた。




でも未來とした約束だけがはっきりしない。




マリーをマンションでは飼えなくて、交番で預かってくれることになり、そこにいた可愛い女の子。




未來はいつも一人ぼっちだった。




だからマリーと楽しそうにしてる未來を見るのが楽しみだった。




父親が警察官で、未來は誕生日にも一人で家にいた。



だから俺は母親に頼んで、ケーキを焼いて貰い、ウサギのぬいぐるみと一緒に未來に届けた。




未來は誕生日にケーキを食べるのは初めてだと言った。




嬉しいと言って未來が泣いた。