――翌朝――

ピピピピピ…


…バシッビビッ


『ん〜後5分…むにゃむにゃ…。』


「おいっ」


『ん〜。』


「おいッ起きろ!!」


『!?』


ガバッ


目を開けたら竜也が私の顔のすぐ近くにいた。


『ななな何で竜也が私の部屋にいるの!?』


「母さんに起こすように言われたんだよ。それより目覚まし壊してどうすんだよ。」


『あ゙。』


枕元には無残に壊れたピヨちゃん目覚ましが…。


「はぁー…。とにかくさっさと支度しないと遅刻するぞ。俺は先行くからな。」


『え!?ちょちょちょ待ってよーッ!!』

ドタンッ(←ベッドから落ちた)


ベチッ(←こけた)


グチャッ(←鼻が潰れた)


『え゙ーん゙(泣)』


痛すぎて目に涙を溜め、鼻を手でスリスリした。