ケータイ小説 野いちご

黒猫 - 迷子の不良黒猫ちゃん - 【完】

7章:過去の黒猫ちゃん




「昔話?」


『うんー…。

ーー…むかし、むかし、あるところに独りぼっちの子供がいました。』




********




ーーーいつも、独りだった。




『………はぁ。』


小学三年生で、ため息がクセだった。



その頃はもう大学を卒業していて、
先生や周りの大人はムダに優しい。



でも同年代の子供からは



「鈴ちゃんズルい。」

「いっつもアイツだけいい目をみてるよね。」


なんて言われてた。




でも、慣れてた。



大学でも浮いてたから。







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