「美羽!!あんたまだ風邪が完璧に治ってないんだから、
学校なんかに言っちゃだめよ!」
母はずっと私にぐちぐち言ってる。。。

でも今日行かなきゃいけないの!
ちゃんとあいつに話さなきゃいけないんだもん!

母の話を聞いてるとあっという間に8:10だった。

あたしはあの公園で彼に話すつもりだったけど、先に登校することにした。

キーンコーンカーンコーン
学校のベルが鳴ったと同じタイミングに、精二が部屋に走って入ってきた。

由梨絵はとっさに、
「おは。。」

って言ったのも聞かず私の机をたたき、
「なんで先に登校してんだよ!」

と怒鳴られた。

そしたら今度は私の手をつかみ、
「今日は早退します。」
と言って学校から出た。。。

由梨絵の顔が想像できる。。。
私はなんて最低な人なんだ。。。

また心が痛む。。。
でもいつも以上に。。。

「ねえ!手離して!痛い!」

私はあの公園までつれてこられ、

「何勝手に登校してんだよ!」

って言われた。。。。

私はとっさに、
「なんで一緒に行かなきゃいけないの?私はあんたが嫌い!だからメアドも削除したし!そっちも消しといてよね。」

とでたらめな嘘をついた。。。

昨日の晩、私は消そうとしたができなかった。。。
だからもう消したことにしといておいとこうとした。。。

なのに清二にいつの間にか携帯を取られてて、
「消してないじゃん。。。」

って小声で言った。。。

「勝手に携帯見ないで!」

「なんで消してないのに消したって嘘つくんだよ!俺は。。。俺は。。。」

「えっ?」

「俺はお前が好きなの!」

私は一瞬心臓が止まったかと思った。。。

清二が私を?