「美羽何してるの!起きなさい!」

うぅぅぅ相変わらずうるさいな!

私はそっと時計をとると、ちょうど8:30だった。

ってえぇっ!学校が8:40から始まるから。。。
やばい高校初日から遅刻!

私はいそいで着替えて朝ごはんを食べずに学校へダッシュでむかった。
学校の目の前で携帯をみると、もう8:43だった。。。

はぁやっぱり遅刻。。。
由梨絵にメールしよっ

私は学校に行きたくなくなり今日は休むことにした。

でも家に帰ったらまずいし。。。
そうだ!

私は走って近くにあった公園に向かう。。。
ここに来たらお母さんには見つからないだろう!
ここは私にとって大切な場所。。。
私の初恋との思い出の場所。。。

私が公園に着いた時、私は人影がみえた。。。
「えっ!」
私は思わず声を出してしまった。
だって誰もいないとおもったから。。。

そう。
ここの公園は小さいし古いから、知ってる人も少ない。。。
それに今日は月曜日だし。。。

そんなことを考えてる間に、その人は私の目の前にいた。
その人は私と同い年の男子みたいだ。。。
それに彼は私と同じ制服を着てる!!

私は思わず、
「学校に行かなくていいの?」
って聞いてしまった。。。

そしたら、
「お前もだろ?」
と鼻で笑われた。

この人何さまのつもり?
確かに彼の言ってることはあってるけど。。。

「それよりお前の名前なに?おれ精二」

「わ。。私美羽よろしく」
あぁぁ私声裏返っちゃった!

「お前まさか。。。」

「えっ?」

「なんでもない」
なんか顔が赤くなってる。。。

精二。。。
どっかで聞いたことのある名前だな。。。
まぁいいか。。。

精二はそのまま逃げるように走って行っちゃった。。。