☆ホームランと雷☆ 帷梭side





ここはどこだろう・・・。


何も見えない真っ暗な世界にあたしはいる・・・


おとなしくじっとしていたら、




「・・・コツコツ」



・・・足音が聞こえてきた。




「だ、誰?」




「・・・・・」




問いかけても足音だけしか聞こえない。



「コツコツ・・・」



足音がだんだん近づいてくる。



・・・すると、



「コツ・・・」


足音があたしの目の前で止まった。






あたしなにされちゃうの?


不安だけがあたしを包んでいく。


まさか・・・殺されるの?


いやだよ!!


まだ死にたくないよ・・・



「誰か・・・助けて!!」


・・・と叫んだ、その時!!











「バシッッッ!」



頭に凄い衝撃と激痛が走った!








あまりの痛さに目を開けると・・・