病院についてからしばらくの記憶はあったけど、気がついたらベッドの上に寝かされていた。



足はキブスか何か分かんないけど固定されてある。






「凛子?」





あたしが起きた事に気づいた侠也が覗きこんできた。



その顔は傷だらけだったけどちゃんと治療してあるみたいで安心した。



侠也は包帯の巻いてある手であたしの頬に触れてきた。