「・・・・・・・中崎先輩のバカァっ!!!!!!!!!!!!」





「・・・・いや・・・それは、中崎先輩は悪く無くない?勝手に彼女がいたの知らなくて、勝手に告白して、ふられて・・・・・中崎先輩がかわいそうだ・・・」





「うわぁ・・・・最悪っ!!!神楽が裏切ったっ!!」






弟に愚痴をはいている情けない高校二年生の私、高橋 奈都です。




失恋しました・・・




一年の時から好きだったいっこ上の中崎先輩。




優しくて、かっこよくて、スポーツ万能で・・・・・




なのに、彼女がいたなんて知らなかったっ!!!!




「いや、だってさ?お前何もしてねぇじゃん・・・・」




「・・・くっそ!!!それ、前に他の奴にも言われたっ!!」




そうです・・・。




失恋してすぐ言われたんですっ!!!




確かあれは・・・美術準備室でした・・・・・・・・