「ほんと、ヒマねぇ。だれかこないかしら?それとも閉めようか、すばるちゃん迎えに行く前に二人で一杯やんない?」




ベティママがあくびをかみ殺しながら言った。




そのときカランとドアについているカリオンが鳴り、ドアが開いた。




「いらっしゃい。あらっ、いい男。前にはいらしたことありませんわね」




べティママが浮き浮きした声で言った。それに反して奈央は息を呑んだ。