あの日、どうやって家に帰ったのかあまり覚えていない。 泣き崩れた私を、駅員さんがずっとなだめてくれて、眠ってしまったから。 ただ、誰かが迎えに来てくれたような気がする…。 そして、飛ぶように月日は流れ、今日は専門学校の入学式。 もちろん、星司…くんとは連絡をとっていない。 アドレスは、残ってるけど。