「雛、また出かけるの?」



月日が経つのはあっという間。



「うん。今日、星司くんが東京に行く日だから。最終見送ってから帰るから遅くなる。」

「気をつけてね。あと、星司くんにもよろしく。」

「…うん。行ってきます。」



今日は、星司が東京に行く日。

私と星司のお別れの日。



何度も、時が止まりますようにって神様とかお星様にお願いしたけどダメだった。