グズグズ言っているあたしを昴は暫く抱き締めていてくれた


「おいっもういいだろ!!」


洋輔は昴をあたしから引き離そうとしたがガッチリと腕に力を入れ離れようとしない


「てめぇーいい加減離れろ…」


亮も一緒になって引き剥がす


「やだーもう少しだけ!千紗ちゃ~ん…」

昴が子供のようにただをこねていたが流石に2人の力には勝てずあたしから引き剥がされていった


「ぷっ…あははっ」


あたしはたまらず吹き出した…おかげで涙は止まったよ


「やっと笑ったな…お前はそうやってずっと笑ってろ…」


亮があたしの頭を撫でながら笑って言った


「「あーっ!!」」


洋輔と昴があたしに抱き付いてきた…いつもこんな感じだったなとふっと思い出す