「雨、降りそうだなぁ。」

オレは部活に行こうとして、教室のベランダから空を見ていた。

雨が降ったら今日の部活は中止。

せっかく部活始まるのに・・・。

ため息をついたとき、幼なじみで親友の凜がオレの名前をよびかけてきた。

「優真。」

「凜。
部活は?」

「実はさっき・・・。」

凜の話は、思音に告白してきた違うクラスの男子が思音に迫ってきたらしい。

間一髪で凜が助け、セーフだったが、思音は泣いてしまった・・・・。

思音泣かせるなんて、最低だ、そいつっ!

「行ってくる!」