「…同じだね」



「へー。お前も2年なのか」



日向くんの私を見つめる瞳が、少し揺れたのに私は気づかなかった…。



「…ねぇ、これだけ答えて。私を殺すつもりなの?」



「………」



「…なんで黙るの!?」



日向くんの表情がだんだん歪んでいった。



「…あぁもう!

うるせーな。

お前は人質だ。
簡単に殺したりしねーよ!」



日向くんは荒れた口調でそう言った。