東京 星凜学園高等部。


 門を潜ると蕾であるがピンクに染まった桜並木がボクを歓迎。


 警備の人に聞いて、学園長の居る学園長室を尋ねる。

 「ようこそ~星凜学園へ~」

 「……」

 ボクを迎えてくれた学園長は…若い男性。

 銀縁の眼鏡の似合う…知的な顔立ち。


 「初めまして…加瀬亜希良です…」

 「……知っている…。君は男の子っぽい服装をしているが…女だろ?」

 「……」

 何でもお見通しな…感じの顔。



 「…俺は君を護る為に…この学園呼んだ…」

 「!!?」



 安達比呂の言葉は意味不明。