「…ねぇ、…柚子の持ってるもの全部くれる?」 それが千夏とかわす最後の言葉だった…― 人は生きているといろんな場面にでくわすだろうけど… こんな日が来るなんてちっとも思ってなかったよ…… 千夏にとって私っていったいなんだったんだろう…? 千夏… 私にとって千夏は一番の親友だよ今も…そしてこれからも… そうなふうに思ってる私をどう思うかな… 嬉しく思っては…くれないよね…きっと うまい言葉なんて思いつかないよ