昨日と一昨日、2日続けて学校を休んだわけを、お昼休みになってやっと一部始終話し終わったあたしに、



「バッカじゃないの?」



綾香は飲み終わったペットボトルをブシュっと握りつぶして、はき捨てるように言葉を吐き出した。



「遥も。
北村くんも。
あのバカも。
あんた達全員。
何を考えてるのか、わからない」



長いさらさらのこげ茶色の髪を揺らし、あたしから顔をそむける。