私“恩田未知子”には
幼い頃からの‘オトモダチ’がいる。
母が、いわゆる‘公園デビュー’ってやつをして以来の、長いおつきあいだ。
記憶では、もっとたくさんだった‘オトモダチ’も、
幼稚園が違ってしまったり、転勤や引っ越しで離れて行ってしまい、
今だ頑なに付き合っているのは、たった三家族になってしまった。
同級生の三人は、それからも、
いつでも、何処でも、誰とでも、
とにかく一緒に遊んでいた。
女の子は私だけということが多く、
男の子の遊びが優先だったっけ。
でも、私は、男の子に負けてはいなかった。
ヒーローごっこをすることになったならば、
絶対にレッド役がやりたい私は、いっつも
“北村恭一”
と、取り合いになる。
そして、負けたとしても、
ブルー役だけは、誰にも譲らなかった。
そんな時、
ピンク役を代わりにやってくれるのは、
必ずと言って良いほど
“園田隆志”だった。
幼い頃からの‘オトモダチ’がいる。
母が、いわゆる‘公園デビュー’ってやつをして以来の、長いおつきあいだ。
記憶では、もっとたくさんだった‘オトモダチ’も、
幼稚園が違ってしまったり、転勤や引っ越しで離れて行ってしまい、
今だ頑なに付き合っているのは、たった三家族になってしまった。
同級生の三人は、それからも、
いつでも、何処でも、誰とでも、
とにかく一緒に遊んでいた。
女の子は私だけということが多く、
男の子の遊びが優先だったっけ。
でも、私は、男の子に負けてはいなかった。
ヒーローごっこをすることになったならば、
絶対にレッド役がやりたい私は、いっつも
“北村恭一”
と、取り合いになる。
そして、負けたとしても、
ブルー役だけは、誰にも譲らなかった。
そんな時、
ピンク役を代わりにやってくれるのは、
必ずと言って良いほど
“園田隆志”だった。