だけど、当時のあたしはそれでもお母さんが大好きだったのかもしれない。


とにかく、お母さんに認めてもらおうと料理だってした、勉強だって、スポーツだって・・・

とにかく頑張って、力もつけたつもりだ。


だけど、お母さんはあたしのことを蹴って殴って、本当のあたしを見てくれない。


クラスメートだって、あたしが虐待を受けていることを気づかず、あたしもその存在は意地でも言わなかった。


そして、とにかく周りの雰囲気に合わせようと笑顔でいつもいたことをあたしは覚えている。


けど、あたしが笑顔を失ったのは中2の夏。



母の再婚。