「リジリリリリ~ン♫」

目覚ましの音で最初に目を覚ま
すのはわたし。



目覚ましに真っ先に手を伸ばす
のは先生。


 「もう、うるさいなぁ。」

頭まで布団に潜って手だけで
目覚ましを探してる。

目覚ましが逃げるように転がっ
て結局は、手の届かないところ
まで転がるんだ。

先生とふたりの生活で、気付い
たこと。

先生って寝起き悪いんだ。

毎朝同じ光景を繰り返す先生に
ちょっと笑える。

わたしは、遠くに転がった目覚
ましを止めるとベットを抜け出す。