「で、結局あの日はお酒のせいやと」


「そうなのです」


「まぁゆいとしては、その方が良かったのかもねー」







九月初日。

まだまだ気温は高いけど、少しずつ秋が近付いていて。



紫織と一緒に靴箱に向かい、スリッパに履き替える。

そしてそのまま体育館に向かった。





今日から学校。

ある意味長かった夏休みも昨日で終わって。








「もしかして、うちに告白したんもお酒のせい…」


「いや、絵里って子の時に告白されてたやん」


「そうやけど、」


「ちょっとゆいー、気になるから好きになってんちゃうのっ?」


「えぇ?!」






た、確かに。

最近龍のことばっかり考えてる。



なるほど、これが恋なわけね。






って冷静か!!!









.