ケータイ小説 野いちご

先輩と後輩。

桜の季節。
復讐の復讐



2ケツ登校がはじまり早5日。
桜の花なんか80%くらい散ってしまった。


「へー。あの陸が5日も亜季の為にね」

建吾は意外、みたいな顔をした。

放課後の部室。
今日はミューティングだけだから久しぶりに建吾ち帰ろうとここに来たんだけど。

「陸は怒らせると怖いよ」
「えっ」
フフッと笑う建吾。
「亜季はこの後、陸からこわーい目にあうかも・・・??」
そしてまた意味あり気に微笑んだ。


・・・なんか妙に説得力があるような。
も・・・もしかして。


あたしはこの後、若原陸からとんでもないことをされるのだろうか・・・。
そう言えばはじめて会ったときすごく睨まれた・・・。
もしかしてあたし、実はすっごく嫌われてる・・・??


「あ、あたし帰る!」
カバンを持って部室から出ようとしたら、部室のドアが開いた。


「あ、亜季先輩」
「わ・・・若原陸・・・」
うひゃー・・・会ってしまった。
ス、スルーしよう。
「亜季先輩?一人で帰るんスか??」
スルーして部室を出て行く。

「先輩?シカトとかひどくないですかー?」
いきなり腕をつかまれた。
「いたっ・・・離して・・・っ」
「す、すみません・・・」

・・・しまった。
気まずくなってしまった。
「か、帰るから」
急いでその場を離れた。


急いでその場を離れたからそのとき建吾が言ってた独り言なんて全く聞こえなかった。



「あ~らら。なーんか勘違いしちゃったみたいだね~」
「・・・亜季先輩どうしたんだろう」

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