ケータイ小説 野いちご

先輩と後輩。

桜の季節。
衝突


あたし、桜井亜季。(さくらい あき)


高校二年になってはや一週間。
特に部活にはいってるわけでもないから後輩とよべる存在なんか当然いなく。
高一となんら変わらない友達のレパートリーだ。


これはきっと高三になっても不変なんだよなあ・・・。


なんてしみじみ思ってたのに。


できたのだ。後輩が。
しかも男子。

おもわぬ形でできてしまったのだ。


それは新学期になりはじめてのサンデー。
うきうきで朝寝坊していたのに、母の一言で8時なのに学校へ向かうはめになったのだ。

・・・こんないきさつで。



ゆすぶられてその日は起きた。

「亜季ちゃん、亜季ちゃん」
と、繰り返す声。
夢の中に半分いる状態でなんとか返事をする。
「んん~・・・なに??」

ぼやーっと目をあけると笑顔でお母さんが

「建ちゃんがお昼忘れたから学校にもっていってあげて」

・・・怒りで目が覚めたよ。
建吾おおおおおおおおお(激怒)
あたしの朝のスウィートタイムの邪魔しやがって・・・!!

・・・説明しよう。
建吾とは。
幸村建吾(ゆきむら けんご)。
あたしと同級生で、隣の家の隣人で、10年以上の歴史をもつ幼馴染である。


もちろんこのおつかいは断る訳にもいかず(おばさんのお願いらしいし)こうして学校にむかったのだ・・・。




「建吾のやつーっ!!次期部長候補だからって調子のりすぎなんだよー」

住宅街のせまい道をずいずいすすむ。
こうなったらさっさと行ってさっさと渡してさっさと帰ろう!!









< 2/ 16 >