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「汝、この女を妻とし生涯愛すことを誓いますか?」



「はい、誓います」




「汝、この男を夫とし生涯支え続ける事を誓いますか?」





「はい、誓います」





二人は微笑みあった


ワアアアアァァァァァァァァッ




歓声が響きわたる




『いや~ハッピーエンドだな!!』


あの、少年には気の毒だが………


「鬼姫様!!凄い、かっこよかったです!」


『当たり前だっ!!』




「ねぇ、なんでタマラちゃんまだウェディングドレス着てんの?」


「鬼姫もタキシード来てるよ~☆」



「なんか、この二人だけ浮いてますよね」


でかい花嫁にちびっこい新郎である


「あっ☆ツォンさんお久しぶり☆」






「鬼姫様あっ!!」



「「「「『びっくうぅぅぅっ』」」」」




おいおい、花嫁が大声だすなよ………………新郎が困って……………ねぇな。
鼻の下が伸びてやがる…………………




「鬼姫様!!ありがとうございました!!」



ふっ『別にお礼なんか……』




フワッ


ブーケがこちらに向かって飛んでくる




「……差し出がましいですが、もう一つお願いします!!」



『祝いの場だ!!何でも聞いてやるっ!!』





「タマラをっ!!お願いします!!…………………タマラをっ…!!弟をっ!!」




『ああっ!!まかせろっ!!って………………………………………………………………………………………………………………………………………………え?』



ポスンッ




タマラの手にブーケが落ちた