ジープで走ること1時間半、鬼姫たちの視界には砂漠に埋もれるようにたたずむ町が現れた



「ほえー☆なんか埃っぽい町だねー☆」



「本当に砂しかねえなー」


ロビンは自分の足で砂を踏みしめた


ロビンの言うとおりだ


しかも暑いし乾燥してるし、何より鬼姫の美しい肌が荒れるのは嫌だな~




「鬼姫も早く車から降りなよー☆」


はっきり言うと降りたくないのだが……



『はいはい、ねぇツァイさん依頼人さんのお家はー??』





「アレ、です。」



三人はサポーターの指さす方向を見た



「…うわっ、わっかりやすーー」



「石油王って凄いんだねー☆」


『…サキ、☆に元気がないね』


「これ、見ればねー☆アハハ…」




そう、依頼主の家はどこぞの宮殿の如く鬼姫たちの前にそびえたっていたのだった




鬼姫の家より大きいぞ!!これ!!
まさか、あそこより大きい家があったとは…………!!