“んじゃ、 明日も来るから!” 美音はそういって、 病室を出て行った。 本当に・・・来るのか? 期待と不安。 ・・・別に、 恋する乙女じゃあるまいし。 俺は自分に向けて 鼻で笑った。 笑ってしまった。 来てほしいと思っている。 笑顔を見たいと思っている。 それは本心。