未来を誓い合った日から

僕達の作戦会議は始まった。


いくら2人の想いが

同じでも、

どれだけ強い決意が

あろうとも、

結婚となると

2人だけの話では無くなる…



お互いが互いの親の事が

気になる…


反対される事も

覚悟はできている…



だが…


どうやら彼女は

両親に僕の存在を

話していたらしく、

印象は悪くはないらしい…


何も知らないよりは

まだ気は楽だが、

かといってやはり

急に結婚の話しになると…



彼女との会議の結果、

とりあえず

挨拶だけでもしよう…

っと決まった。




そして当日…


彼女の家へと向かう…



自分でも不思議なくらい、

緊張感が無かった…


しかし…


彼女の家の近くまで

行った時…

やはり急に緊張感が

込み上げてきた…


一歩…一歩…

歩みを進める度に

鼓動も加速する…


緊張に耐えながら

彼女の家の前に着くと…


彼女が外で待っていた…


「姫乃!」

僕が声をかけると


「あっ!
おはよう〜っ!
そろそろかな?って思って
待ってたんだっ」


っと笑顔で迎えてくれた。


そして、

緊張感もピークに達する中、

彼女が驚きの発言をした…