「きゃーっ三浦くーん!こっち見てー!」



うるせえ…
いつも俺の朝はこうして始まる



「うるっせーんだよ!」



どんなにきつい言葉を言っても近寄って来る女たち。



俺は…俺は…
ただただ…………





「こわがられたいだけなんだよーー!」



「翔、おはよ。相変わらずだな…」



叫んでた俺に話し掛けてきたのは親友の勇人。




「おう!おはよ!あぁ…もううるせえよ。」



なんなんだよ。
俺の強さが足りねえのかな?




「そんなにこわがられたい翔の気持ちが全くわかんねえぞ?」




「俺は男らしく強くいたいんだ!!女なんていらねーもん。」


めんどくせえし。



「お前の男らしくの解釈間違ってるぞ…?」

ボソッと言う勇人。



「ん?何か言ったか?」


「いや、何でもねえよ。」