ケータイ小説 野いちご

社長のご指名 *番外編Ⅰ*

第1章 -私-

街を歩けば、至るところに同じ人の広告があって大型ディスプレイにはその人のCMが流れている。





信号待ちをしてる殆んどの人はそのディスプレイに映る人に目を奪われてしまう。





毎年誕生日はくるのに全く変わらなくて、本当に血が繋がってるのかと疑いたくなる。





その人に見惚れる周りの人を見ると、自分の事じゃないのに嬉しくて誇らしくなる。





信号が青に変わり、駅まで続く道を歩いて行く。





「雪菜(ユキナ)ー!こっちこっち!」


「ごめーん、遅くなった?」


「大丈夫だよ。」





高く手を上げて私を呼ぶ友達の元に急いで駆け寄る。





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