早めにもぐりこんだベットの中。 見上げる壁の時計の針が、いつもより遅く進むように感じる。 早く明日になればいいのに。 そう考えれば考えるほど、時の流れはオレを嘲るかのように、その刻みを遅くする。 いつもより早い心臓の鼓動が、オレの時間の感覚を麻痺させ。 心に、不安が頭をもたげ。 目が冴え 疑問が――… 心に、頭に、渦を巻く。