ココアが退院して3日後
二人は列車に乗っていた。

「本当にいいのか?
先生もココアだったら雇っても良いって言ってたぞ。」
ギルはちらっと
横を見て言う。

「はい 私も元々兄を捜してましたから

あと ライセンスを取り返すお手伝いをさせていただきますから。」

笑顔で返す。


「こないだ収入があったからお金の面は大丈夫として

野宿とかもたまにはあるけど大丈夫か?」


「家にはもう2年も帰っていないので大丈夫だと思います。」

なんてたくましい女だ
ギルはそう思った。

「じゃあ
まず ライセンスを取り返したいから協力してくれ。」

「はい。」

この時俺に生涯で初めての仲間ができた。