*遼side*



よし!!

学校がやっと終わった。




今日は・・・・

「遼、行くぞ!!」


小学校のときからの親友山口 大志。



大志と顔を見合わせてニヤつきながら俺らは小走りで校門を出た。






「早く行かねぇと、売り切れる!!」

「ああ。急ごう。」



そのまま他のものには目もくれずその店へと走る。




まるで、目の前ににんじんを吊り下げられている馬のように。