『4人で話したファーストフードで待機せよ』


『了解!先に出陣します』


『検討を祈る!』


『は!』



講義終了後、潤とふざけたメールをやり取りしてから


私はスキップしそうな勢いでファーストフード店へ向かっていた。


潤はノノちゃんを撒いて来るらしく、私は先に行って席を取る。


家には、晩御飯は要らないからと連絡する事を忘れなかった。



セットを頼んでから階段を登って席を探す。



やっぱり作戦会議と言えば・・・


隅っこの席でしょ!



運よく隅が空いていたのでトレーを置いて壁際の席に腰掛ける。


春香とノノちゃんの事で浮かれていたとしても受験生という立場には変わりなくて


私はさっきまで受けていた英語のテキストを開いて復習していた。



「おっす!」



暫くして潤がトレーを持ってやってきて


私はテキストを鞄に入れるとニンマリ笑って潤と向き合った。


「で!で!どうするの?」



今まで彼氏なんてできたことのない私に妙案は浮かばなくて。