夏期講習終了まであと3日になった今では春香と話してからはお互い遠慮してた事も話せるようになったんだ!


時々だけどメールでノノちゃんの事話したり4人で一緒に居る時も


さりげなく潤の隣に座って春香とノノちゃんの距離が縮まる様に、私なりに頑張ってたんだ。



今日は授業が昼からだったんで、早めのご飯を家で食べてから予備校に向かった私は


空いてる席に鞄を置いてトイレへ向かった。



予備校でも友達ってか話をする子はそれなりに出来たんだけど


大半の目的はノノちゃんか潤で、とりあえず笑いながら彼女達とはさりげなく距離を置いていた。



「はぁ〜すっきりした」



トイレで用事を済ませた私は、教室に向かって歩いてたんだけど・・・


ボソボソと話声が聞こえたんで無意識に足を止めた。


ちょうどT字路の前で右に曲がると教室へ、左は倉庫などがある行き止まり。


話声は左側から聞こえたので、私は咄嗟に角に身を潜めて様子をうかがった。


なぜなら・・・ノノちゃんの声がしたような気がしたから。