ケータイ小説 野いちご

19の夏~私の愛した殺人鬼~

第2章


☆☆☆

 翌日、男が目を覚ましたのは昼近くになってからだった。


 暑さのせいで寝付きが悪かったものの、冷えピタのおかげであれからすぐに深い眠りにつく事ができたのだ。

 そして、気がつくとこの時間。


「起きたか」


 寝ぼけ眼でベッドから上半身を起こす男へ、昨夜大イビキをかいていた《育ての親》がコーヒーを差し出してくる。


 男はそれを受け取りながら、

「おっさんの作るコーヒーは甘すぎるんだよ」

 と、開口1番に憎まれ口を吐き出した。


< 37/ 356 >