「……」


 夏休みが終わった。


 新学期。

 俺は1ヵ月半ぶりにガッコに登校。


 俺は生徒会室に足を踏み入れる。


 俺はこの明和学園で、生徒会長も務めていた。


 しかしもっぱら…副会長で従兄弟の如月理人(キサラギリヒト)に任せていた。


 「…これが7月の活動内容の報告書です」


 凜とした声で理人が俺に報告書を渡す。

 「ありがとう」


 「いえ…」


 理人の父親は俺の父上の弟の充叔父さま。


 神とは異母兄弟となる。


 理人は俺より一つ年上3年生でもうすぐ生徒会からも抜ける。