「さーてーと」


流星は指をポキポキと鳴らしてパソコンに向かった。


──カチカチ


──カチカチカチカチカチカチ


だんだん打つ速さが速くなる。



──ん…?


この人、一体なにやってんの!?

打つの速すぎじゃない!?


そう思ったけど、あえて聞かなかった。


きっと流星は特別な才能があるんだ


あたしはこれで納得(無理やり)したから。