「霧澤さんッ」


クラスの誰かの声に気が付きエリは机から顔を上げた。


「…なに?」


誰?

クラスにいたっけ?


「あ、急にごめんなあ…突然なんだけど。。」


えーっと……

久我山?

え、佐藤?

名前を思い出そうと考えながら彼の顔をまぢまぢ見つめる。


「…やったあ!ありがとうな!」


は?

何の話し?