†

「おはようございます。実織様」

差し込む明るい光と、
穏やかで、聞き覚えのある声で、
目が覚めた。



あれ?

ーー夢?


そんな事を思いながら寝ぼけて、
ぼー、としていると、
目の前にメイドさんが現れた。


「ーへ?メイド…さん?」

今イチ状況がつかめない、私。


「はい、静音と申します。実織様のお世話をさせていただく事になりました。よろしくお願い致します」

「は、あ?こちらこそ……」

ベッドに横になったまま、受け答えしているうちに、



思い出した!

昨日の出来事をーー!