「あー分かったよ!その

代わり嘘はつくなよ?」


《うん…

約束だからね?》



あたしは念を押した。



「電話してる奴は誰だ?」



【ドキン…ドキン…いざとな

ると…恐い…ょ…ビクン】



《…飲み会で知り合った

人だと思う……ドクン》


「飲み会?!いつ?誰とだ

よ?お前断んなかったの

かよ!結婚してんだろ?」



パパが怒り出した。



《去年の6月に雛と雪に

誘われて…ごめん…》



もうパパを見れない。



「それからずっと連絡取っ

てたのか?お前…そいつ

と…寝たのか?」



【ビクン!!…ぁぁ…と

うとう言う時が…ビクビク

もう逃げれない…ドクン】



あたしは

黙ってうなづいた。


パパの拳が震えていた。



【…ズキン……ゴメン…ネ…】



「そいつと何回寝た?」


《…覚えて…ない…ょ》


「覚えてないくらい沢山

って事かよ?!!」



バコッ!ガン!!



パパが椅子を蹴飛ばす!



【ビクッ!!…イヤ…ごめ

んなさい…グスン】




TUNとあたしの愛が明

かされていく――――