再び街に出た。



初夏の陽射しに目を細める。



ふと…



この街の中で自分は“エキストラ”と同じだなって感じた。



自分の中では家族や友達や知人など、数多くの人々と繋がっているが、この街の雑踏の中では、その他大勢の中の通行人Aである。



何千人の人々が通行人Aであるが、それぞれに人生があり、生きてきた証があり、これからも生きて行く権利がある。



映画やゲームの中で、余りにも簡単に殺し合いをしてる人間達に…


“命の重さ”


“命の尊さ”


を見失い掛けてはいないか、今もう一度考え治す時期が来てるのではないだろうか?





街はそれでも動き続けてる。



雑踏の中に、また私も飲み込まれて行く!



通行人Aとして…