ケータイ小説 野いちご

白いジャージ6 ~先生と愛のキセキ~

LOVE.1
たっくんとの夜―先生目線―




―たっくんとの夜―  【先生目線】





「先生は、直ちゃんがいない日しか遊んでくれないんだから」



「当たり前だろ?直がいるのに、どうしてたっくんと飯食うんだよ」




俺達は、いつか来たことのあるつけ麺屋さんにいた。





「ここ、俺がボロボロの時に来たよね、確か」




「そうだっけ?たっくんはいつもボロボロだから覚えてねぇよ」




最近は落ち着いていると直から聞いていたので安心していたけど、今日のたっくんの顔を見ていると本当に大人になったなと思う。




「最近、仕事はどう?」



俺は、大盛りの麺の中に箸を入れながら、たっくんに聞く。




「少し落ち着いた。気持ち次第だなってわかったんだ。嫌だ嫌だって思ってると、どんどん嫌になってくる。飲み会は相変わらず多いけど、ゆかりともうまく行ってるよ」




そう言いながら、たっくんはポケットから出した携帯電話を俺に渡した。




「ほら。このメール見てよ」



たっくんが見せてきたのは、中田からのラブラブなメール。




「俺だって毎日直からそんなメール来るし!」



何を張り合ってんだぁ、俺。




< 50/ 320 >