「えー!? 恋したぁ!?」



「ちょっと…鈴香、声でかいって!」



私は昨日あった出来事を鈴香に報告した。



「う…ごめん。でもなんで?」



「だって…なんだかいつもと雰囲気違ってかっこよかったんだもん」




そう言って私が自分の椅子に座り直したとき。



「お前、やっと好きな奴できたのか」



横から佳祐が口を挟んできた。



まーたコイツか!



「そうよ!っていうか佳祐、昨日大丈夫だった!?」



佳祐の左頬には、シップが貼られていた。



「大丈夫だし。てかお前、今日朝俺おいてっただろ!」