「え、キミ誰‥? ってか‥、どこから入ってきたの?」 黄色い半袖のTシャツ、黒の七分丈のズボン。 ちょっとだけ茶色に染まった髪をした、中学生くらいの少年がそこにいた。 「え?オレか?」 「うん、キミのコト」 身体は動かないのに、不思議と言葉だけは発するコトができた。 私の枕元の横にあぐらをかき、マイペースに質問に答える。