「私ね!崎山くんが好きなんだ!」


だから協力してほしいの空ぴょん!



そう言ってあみ空の手を握る明日木さんに、手にしていたシャーペンがべきりとうなる。


いらいらと、そんな明日木さんを連れてきた季都々に視線を移せば、季都々はどうしよう!?を全面に押し出した眉尻の下がった顔であたふたしていた。