「お、水嶋」


急に体育教官室のドアが開いて、バスケ部顧問の先生がひょいと顔を出した。


「五十嵐先生。おはようございます」


とりあえず挨拶したら、手招きされた。

なんだろ?


「再テストの前に説明することがあるからちょっと来い」