[カナタ]


合宿もあと2日を残すだけになった夜。

体育館でひとりシューティングしてるところに、


「カナタ、ちょっと」


背後から声をかけられた。相手が誰かなんて、振り向かなくても分かる。


「…何スか、堀北さん」