6階から外に行こうと
下に向かうが、上の階の人も
来たらしく…廊下は人でごった返していた。

「零さんっ…!」

人の波の中、零さんとはぐれてしまい、私は叫んだ。

「……零、…さん」


…ヤバい。はぐれてしまった。
というか、私の低い身長では、周りの大人達に埋もれてしまうんだけど…。