零さんが出掛けてから、もう
一週間になる。

「こら、心愛。もう一回だぞ」

柩さんが私を軽く叱った。

零さんが出掛けてからというもの、砂羅と柩さんに睡眠時間以外を全て訓練と決められた。

「…はぁい」

私はもう一度、銃に弾を入れて人型の的を撃つ。

「う゛っ」

まだ銃の衝撃で2発目がぶれてしまう。

「なんだよお前…1発目は肩、2発目は当たってすらない。
やる気あんのか…?」

柩さんは私を呆れ顔でみた。